2022.12.1
- CATEGORY:
- スタッフ通信
こんにちは。今日はオーダーキッチンについてお伝えしたいと思います。これから新築やリフォーム予定でキッチンの場所は決まっているけれども、何から決めたら良いのかわからない・イメージがわかない・金額の相場がわからない、といろいろとお悩みポイントがあるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはじめに
間取りを確認しましょう。キッチンのレイアウトにはいくつかのパターンがありますので間取りによってキッチンの計画も変わってきます。ここからいくつかのレイアウトパターンを見ていきましょう。
1つ目はコンロもシンクも対面のパターン
この場合は、食器棚が背面になることが多いです。
2つ目はコンロもシンクも壁側のパターン
この場合にはコンロとシンクが壁に向かっているためお掃除がしやすく、ダイニングに面して作業台兼用食器棚をつくりやすいです。
3つ目はコンロが壁側、シンクが対面の二の字パターン
油跳ねが気になるコンロは壁でしっかりと受け止めつつ、家族との会話を楽しめるようにシンクと作業台が対面しています。
キッチンのレイアウトが決まったら次に収納計画を検討します。家電の置き場所、収納方法、見せる家電・見せない家電などを整理しながら検討していきます。ここで一緒に検討したいのはコンセントの位置です。家電の数に合わせて必要な場所に必要なコンセントを配置します。(コンセント計画は建築工事にも大きく影響しますので、忘れずに検討していきましょう)
収納計画が決まったら次に素材です。キッチンの天板はどんな素材が良いか、扉のデザインは?といった機能と見た目にもかかわる部分を決めていきます。
下の写真は人工大理石の天板です。シンクの部分をスッポリくり抜いた余りの板で水切り台を作れるのも人工大理石の特徴。ちょっとした小技です。人工大理石のメリットは長~いキッチンやコの字キッチンでも天板を一体化することができるため、見た目がスッキリする点がメリットです。ステンレスだと制作可能なサイズがあるため要注意です。
下の写真はステンレスの天板とステンレスのシンクの組み合わせです。澪工房でいつも使っているシンクには作業台を拡張できる穴あき天板パーツや水切りカゴ等がつけられます。シンク内の作業台高さを変えることができ大変便利です。手前の扉に薄型包丁差しをつけるとより便利になります。
よくお客様から「木のキッチンって濡れた手で触っても大丈夫ですか?」と聞かれることがありますが、ウレタン塗装を施しているためほとんど問題ありません。水に濡れた状態が長く続く天板への使用はおすすめしませんが、扉や引き出しには問題なくお使いいただけます。
最後に(と言うか、収納計画とほぼ同時に)IHやレンジフード・食洗器などの機器類を決めていきます。使い勝手・お手入れ・見た目へのこだわりをお客様とご相談しながら決めていきます。
写真は海外製アリアフィーナのレンジフードと海外製TEKAのIHを設置した例です。澪工房では日本製・海外製を含めて殆どのメーカーを扱うことができます。
こちらはミーレの食洗器。大容量でフロントオープンになっているため収納しやすく、庫内全体がよく見えるので人気です。
このような順番で1つずつお打ち合わせさせて頂きながら作るのがオーダーキッチンの選び方・進め方になります。(ここまで来ればようやくお見積りが作れる状態になります。)キッチンメーカーのキッチンに比べてお時間がかかるのがデメリットですが、その代わりお客様だけの唯一無二のキッチンを作ることができるのがオーダーキッチンを選ぶメリットです。
最後に、建築工事ではキッチンの設置は最後の方ではありますが、給排水やレンジフードの位置決め、電源の確保など事前に決定しておかなければいけない項目が多いため、ゆとりを持ったご検討時間を確保されることをお勧めいたします。またキッチンのお打ち合わせの際にはお家の図面をもってお越しいただけるとよりスムーズに検討ができます。
ブログ途中に出てきたキッチンの詳細はホームページのこちらからご覧いただけます。
㈲澪工房
〒003-0002 札幌市白石区東札幌2条4丁目8-18
TEL 011-816-6797
営業時間 10:00~18:00(水曜定休)
■澪工房公式HP
https://www.mio-kobo.com/
■instagram
https://www.instagram.com/mio_kobo/