2022.3.29
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増山です。
入社間もない私ですが、澪工房のショールームに並ぶ木材の迫力、魅力のすっかり”とりこ”になってしまってます。
今回は、自然が織りなす流麗な木目の紋様「杢(もく)」と、それをテーブルとして活かす手法の一つ「ブックマッチ」について触れたいと思います。
「杢」とは、いわゆる樹の表情。
一般的な板目や柾目よりも複雑味があり、装飾性の高いものが杢と呼ばれています。
波打ったように見える「縮杢」や、木目を横切る虎模様のような「虎斑」など、種類は色々。
先日仕上げた補修テーブルにも、複雑かつ美しい杢が…
無垢材は一枚板でテーブルするのが主流と思われがちですが、テーブル天板として使う際に、最も杢の良さを引き出すのが「ブックマッチ(2枚接ぎ)」と言われているそうです。
一枚の無垢板材を半分にスライスし、名前の通り本を開いたように2枚で接ぎ合わせる手法の事。
そうする事で木目が左右対称になり、自然が作り出した造形が規則性を持ち、ゆらぎと規則性が調和したデザインとして美しさを放ちます。
シンメトリーな杢が美しい…
一枚板よりも比較的入手しやすく、価格も抑えられやすいのも魅力の一つ。
また、間をすき間なく繋げるもよし、あえてすき間をもたせたり、「契り」をデザインに組み込むもよし。
その樹がもつ魅力を最大限に引き出す形をデザインに組み込みたいですね♪
澪工房では、面白そうな木材をたくさん展示しております。
参考例:道産ナラ天板 ブックマッチ 2300×900×42 495,000円(税込) ※脚、椅子は別売
世界に一つだけの魅力をもったテーブルを、あなたのおうちの真ん中に。
未だ素材の木々を眺めるだけで、妄想がふくらんできませんか?
㈲澪工房
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