2021.10.19
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- スタッフ通信
酒井です。
昨日はダイニングテーブルを使う上で「やった方が良い事」を簡単にお伝えしました。
やった方が良い事はシンプルに2つです。
①ウレタン塗装、オイル塗装問わずにコースターを使用する。
②オイル塗装の普段のお手入れは乾拭き。
これだけで塗装の寿命はかなり延びます。
逆に本日ご紹介する「やってはいけない事」をやってしまうと塗装の寿命をものすごく縮めてしまいますので、決して行わないでください。
やってはいけない事
①アルコール消毒
新型コロナの影響によりアルコール消毒をする事が当たり前になりましたが、消毒用アルコールや塩素系漂白剤にはウレタン塗装やオイル塗装を溶かす性質がありますので使い続けると塗膜にダメージが蓄積されます。
オイル塗装ですと、オイルを塗り足せばいいのですが、ウレタン塗装ですとご自分では塗装できませんので簡単に直すことができません。
現在増えているウレタン塗装用消毒スプレーをお使頂く事をおすすめいたします。
②洗剤には気を付けて
ウレタン塗装は塗膜があるので水拭きをするとある程度は綺麗になりますが、オイル塗装は染み込んだ油汚れなどが残ってしまいます。
汚れは水拭きでもなかなか取る事が出来ないので、どうしても洗剤を使いたくなると思いますが、ちょっと待ってください!
裏面の性質に中性と書いている洗剤でしたら使っても良いですが、酸性、アルカリ性(弱酸性、弱アルカリ性含む)はNGです!
ご家庭のお掃除の味方「オキシクリーン」は良いのではないかと思うかもしれませんが、弱アルカリ性なので木材に使うとアルカリ焼けを起こしてしまい黒くなります。
このように絶望的な跡が残ります。。(笑)
こうなってしまったらご家庭でのメンテナンスでは綺麗になりませんので、しばらく入院となります。
オイル塗装に染み込んだ油汚れはオレンジオイルなどの油を浮かす成分のオイルを使ってクレンジングしてください。
それでも落ちない汚れは紙やすりで汚れを削り落とせます。
③熱々の鍋は直接置かない
これは当たり前ですが、熱々の鍋を直接置くと最悪は焦げます。
厚手のシリコン製の鍋敷きや木製の鍋敷きを使用すると良いのですが、ルクルーゼなどのホーロー鋳物製の鍋や土鍋は保温性が高く、長時間高温が維持されます。
鍋敷きを使っていてもテーブルに熱が伝わっていきますので、ウレタン塗装ですと白化する恐れがありますので、注意が必要です。
安全性を考えると耐熱性のある板の上にシリコンの鍋敷きを敷いて鍋を置くのが〇
以上になります。
他にも溶剤系(シンナー、除光液など)× ダイニングテーブルの真上にエアコンの風を直接あてるのは×などありますが、ついついやってしまう恐れがあるものをピックアップしました。
無垢材のダイニングテーブルをお使いの方や購入を考えている方はご参考にしてください。