2021.1.14
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酒井です。
先日の年末年始の休みを楽しむ為に昨年末、マニアックな本を購入しました。
それがこちら↓
引用:Amazon
木工作家 河村寿昌さんと数々の木材の本を編集している西川 栄明さんがタッグを組んだ一冊です。
289種類の木材が掲載されている樹種事典なのですが、ただの樹種事典ではありません。
硬さ、色はもちろんの事、木材の加工面、匂いまで掲載されているのです。
しかも匂いについては専門家による判定。。
当店と札幌スタイル仲間であるセントモニカの七戸さんも匂いの分野で参加しておりました。
引用:Amazon
一体誰がそこまで求めているんだよ。。(笑)
私です。(笑)
という事で即Amazonで注文し、年末年始に読みました。
定番の樹種以外に普段は木材としてほぼ使用しない果物系、庭木系や、現在では手に入れる事が難しい超レアな樹種について語られており、木材好きには必須の一冊と感じました。
本の中身はお見せできませんので、珍しいと思った材料を他のWEBサイトを交えて一部ご紹介いたします。
①コーヒーの木
コーヒーの実は見慣れておりますが、コーヒーの木材はこの本で初めて見ました。
木はコーヒー豆とは異なり、白くて優しい色です。
真っすぐに育たないので、家具の材料としての使用は難しいようですが、加工しやすい木質をしているのでコーヒーの産地では小物に使われているようです。
残念ながら木からはコーヒーの香りは全くしないようです。。
de Palo Productsというホンジュラスの会社がコーヒーの木で小物を作っておりましたのでご覧ください。
http://www.depaloproducts.com/
②アフロモシア
インパクトのある名前のアフリカの木です。
もしやアフロっぽい木なのでは?と思い、生えている姿を調べてみると、それなりに太くなる木でしたが割と普通の木でした。(笑)
https://wood-museum.net/afuromoshia.php
別名アサメラといいます。
アサメラは割とフローリングやテーブルの天板に使われているので、材料屋さんで見た事があります。
匂いは独特な甘い匂いらしいです。
③バクチノキ
バクチノキとはまさにあの「博打」。
れっきとした国産材で暖かい地域のサクラの仲間です。
樹皮の剥がれ方が、博打で負けて身ぐるみを剥がされる様子に見えるのでこの名が付いたようです(笑)
匂いはツンとした強い香り。
以上です。
上記以外にもあまり目にしたことが無い木のアレコレが載っている面白い本です。
ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。