2020.4.17
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- スタッフ通信
酒井です。
先日、お客様の御宅に伺いまして、オイル塗装のダイニングテーブルの出張メンテナンスを行いました。
オイル塗装の天板表面を磨き直す場合は、通常ですと、10日間程お預かりして
工房で磨き直しをして、オイルを再塗装していました。
最近は磨く機械に掃除機を取り付けられるようになり、テーブル周りを軽くシートで囲うだけで
ほとんど汚れ無くなりましたので、今回初めて出張メンテナンスを試みました。
約15年お使い頂いているW1800mmオイル塗装のマカバ材です。
全体的に少し黒ずんで木目がぼやけていて、細かい傷も多数ありました。
ですが15年使っている割にシミは少ないので、気を使いながらご使用いただいたのが分かります。
この程度の傷でしたら簡単に綺麗になります。
作業面積はこんな感じです。
まずは荒い紙ヤスリを機械にセットして、古い塗装や傷や汚れを削り落としていきます。
古い塗装がみるみる落ちていきます。
傷や汚れが消え、スッピン状態になるまで全体を研磨していきます。
研磨後、削り粉を掃除機で吸い、細かい紙やすりに交換し、計3回繰り返します。
最後の研磨が終わったら、掃除機で粉を吸い、マイクロファイバーの布で木目に入り込んだ粉を拭き取ります。
綺麗な状態にしたら、オイルを塗っていきます。
全体を塗装後、乾拭きをして完了です。
黒ずんでいた表面が綺麗になり、木目もはっきり見えるようになりました。
マカバ材の上品な艶も復活し、新品のように見えます。
作業時間は約2時間半かかりました。
5時間ほど乾かせばお使いいただけます。
気になるホコリですが、掃除機のお陰で周りがほとんど汚れることが無く、テーブルを綺麗にすることが出来ました。
今後は天井からマスカーテープを貼って更にホコリガードをしたいと思います。
ダイニングテーブルをお預かりしなくても良いので、お客様にご不便をお掛けしないのが出張メンテナンスのメリットです。
これを機にダイニングテーブルの出張メンテナンス強化週間を考えてみたいと思います。
作業時間は2.5~3時間ですので1日2件(市内限定)のペースで行えそうです。
概要が決まりましたらブログにてご案内を致します。