2020.2.27
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- スタッフ通信
酒井です。
コロナウイルスが猛威を振るっていて、この先どうなってしまうのかとても心配になりますね。
規則正しい生活をすることで免疫力が高まるようですので
どうかお体をご自愛ください。
澪工房にご来店の際は、玄関にエタノールをご用意しておりますので
感染予防の為、アルコール消毒にご協力お願いいたします。
本日は風邪や木の不具合に関係する湿度についてお話いたします。
皆様はご自宅で加湿器をお使いでしょうか?
私の家では寝室に加湿器を一台設置しており、寝ているときに喉が乾燥しない様に
心がけております。
30%位の低湿度環境では粘膜が乾燥し、皮膚が荒れて細菌に感染しやすくなるとともに
インフルエンザウイルスの生存率も高まりますので、風邪や呼吸器疾患にかかり易いとされております。
木材も室内の過乾燥による反りや割れが稀に起こります。
現在の高気密高断熱の住宅では、室内全体が暖かいので不具合が起こる事は
あまり無いのですが、例えばエアコンの風が直に無垢材の天板に当たる場所や
パネルヒーターが真下にある場所など、表面に直接熱が当たってしまう環境ですと
不具合が起きる確率が高くなります。
そのような環境の場合、十分に加湿してあげる事が大切です。
直接蒸気が当たらない2mくらい離れた位置に加湿器を置いてください。
木材的にも身体的にも理想の湿度は40~60%ですが
24時間換気による空気排出で湿度を保つのが大変です。
一台では足りないと思うので複数台使うことをお勧めいたします。
もし天板が割れてしまった場合でも、湿度の高い夏になると木が湿気を含んで膨らみ
割れが無くなる事も多いです。
割れが戻った段階で「ちぎり」で割れ止めする事もあります。
冬が一番乾燥しているとイメージしてしまいますが
春と秋の方が乾燥しております。
特に北海道は冬に滑り止めとして砂を大量に撒きますので
雪解け後にホコリが舞い、春は相当乾燥します。
外の湿度が一桁台になることもあるくらいです。
コロナウイルスが湿度に影響されるのかは定かではありませんが
1人1人が意識を高めて、予防をしていく事が大事だと思います。
身体と無垢材の天板の為に乾燥に気を付けましょう!