2019.12.27
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- スタッフ通信
酒井です。
澪工房は明日28日が仕事納めです。
忙しかった製作も無事に終わり、本日は工房の片付けを行いました。
ひたすら忙しい日々でしたので、材料置き場がかなりグチャグチャ。
細い材料置き場に太い材料が入っていたり、出っ張っていたりグチャグチャです。
木材を種類別に片付ける為に、目利きをしなければなりません。
仕上がっている材料ですと、見分けるのは簡単。
たとえばこんな感じ。
ナラ材
ウォルナット材
木目と色がはっきりしているので分かり易いです。
しかし、工房に置いてあるほとんどの材料は仕上げ前のものなので
木目と色の判別がつかず、何が何だかさっぱり分からないです。
仕上げ前のサクラ材
仕上げ後のサクラ材
鉋で削って木目を見たり、年輪を見たりして見分けます。
結構根気のいる作業なのですが、木の個性をじっくり見ることが出来るので
時間を忘れて楽しんでしまいます。
ここで皆さんに木材クイズです。
次の三枚の写真はタモ、ニレ、ナラの写真です。
それぞれの木目を見て、どの写真がどの材種かを考えてみてください。
①
②
③
この三種類は同系色の材料なので、とても難しいと思います。
答えは
①ニレ
②タモ
③ナラ
です。
見分け方の例
①ニレの表面には全体的に無数の斑点があります。
細かいので分かりにくいかもしれませんが
見た目が似ているタモと見比べると違いが分かります。
アップ写真 全体に斑点があります。
②タモにはニレのようなはっきりとした斑点は無いです。
木目の線だけがはっきりとしております。
かなり薄っすらとした斑点はありますが、肉眼ではあまり分かりません。
③ナラは全体的に線が入っております。
アップ写真 雨のような木目があるのが特徴です。
他にも年輪で見分けたり、ニオイで嗅ぎ分けたり、色々な方法があります。
こんなことをしながら材料置き場の片付けを楽しみました!
明日は掃除機がけと雑巾がけをして、新年に備えたいと思います。