澪工房

2019.6.27

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7月6日(土)7日(日)に開催の七夕イベント「HOME」に出展者を紹介致します




藍染作家・藍染風布の丹羽花菜子さんは、札幌出身で、
現在は茨城県つくば市で制作しています。
藍染には実は色々な手法があるそうですが、丹羽さんが行っているのは
その中でも”天然藍灰汁醗酵建て(てんねんあいあくはっこうだて)”
という化学物質を一切使わない、天然素材のみを使った藍染なんだそうです。

丹羽さんにお聞きしました。


・このイベントへの参加を決めた理由は?



尊敬する先輩お二人(絵里子さんと緑さん)と一緒なら、ぜひ!
 と思ったからです。
 山家さんははじめましてですが、
 素敵な作品からあたたかいお人柄が伝わってきて、
 ぜひお会いしてみたいと思いました。
 故郷で作品を発表できる機会をいただけたのももちろんありがたいですし、
 何より札幌が大好きなので、とにかく理由をつけて帰りたかったです!笑」

・丹羽さんにとって「HOME」とは

「今からちょうど二年前、
 里帰り出産のために3ヶ月ほど札幌の実家に帰省しました。 
 地元を離れてから初めてゆっくり過ごす夏の北海道。 
 いくつもの懐かしい風景の中に小さな頃の私が時折姿をのぞかせつつ、
 身重の私が考えていたのは、
 命を産むために故郷に帰るなんて、
 まるで産卵のために豊平川を遡上する鮭みたいだなぁ、
 なんて。
 そして、今の実家は私の母が生れ育った場所でもあるので、
 命が巡る不思議さも同時に感じました。
 
“命が生まれ巡り還る場所”   

 それが、私なりのHOMEです。


 藍という植物もまた、種から葉になり、

 美しい青色をこの世に生み出した後には、
 肥料として畑に還り次の年の種を育てる、循環型の植物です。
 なので、このテーマを藍染で表現することも、
 とても意味のあることだと思っています。」


「HOME」にむけて、どんなものを作っていますか? 

 「このテーマ〝HOME〟を表現した、新しい模様の布を染めました。  
  ストールだったり、ハンカチだったり、風呂敷だったり、
  使う場面で様々に用途を変化させながら、
  みなさんの暮らしに寄り添うような藍の布をお届けできたら嬉しいです。」


 
 





藍染風布(aizomefoopu)
丹羽 花菜子

1985年札幌市生まれ
2003年北海道立札幌南高校卒業
2008年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業
大学在学時の2009年より、東京都青梅市の藍染工房壺草苑で働き始め、
その後9年間勤務。
2016年茨城県つくば市に移住。
常総市の畑で藍を育て、藍染の原料・すくも作りに挑戦。
2017年藍染風布として活動を始める。


藍染風布HP




澪工房七夕まつり「HOME」
2019年7月6日(土)7日(日)
10:00~18:00
会場:澪工房


詳細はこちらのブログまで→  7月6.7日七夕イベント「HOME]開催致します①
            →  「HOME」開催致します②Rikospoppo編

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