2017.12.11
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- スタッフ通信
酒井です。
今回は当店で取り扱っている木以外の素材についてお話をさせて頂きます。
前回のブログ「ソファの張地について」
http://mio-kobo.blogspot.jp/2017/12/blog-post_4.html
当店は木製家具をメインに製作しておりますが
一部に異素材を取り入れる事が多いです。
代表的な例は無垢天板+スチール脚の組み合わせです。
これは無垢材の質感を強調する為に脚の存在感を薄くする方法として
創業当時から取り入れています。
それとは逆に異素材に対し、木の温もりを組み合わせて
より素材感を強調させた家具をいくつかご紹介致します。
①ガラス+木
当店で取り扱っているRIKOSPOPPOのガラスシリーズは
氷をイメージしたデザインです。
夏であれば涼しさ、冬であれば北海道らしさを感じられるこのガラスに
木の温もりを与える事で、まるで雪や氷の冷たさを閉じ込めた額のように
幻想的な雰囲気を生み出します。
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ガラスの取っ手 一瞬ヒヤッとするんじゃないかと思う程 氷っぽいです。 |
②銅 真鍮+木
富山県高岡市にて伝統技術とオリジナリティを融合した製品を作っている
モメンタムファクトリーOriiの銅板コースター。
銅や真鍮自体に化学変化を与え、様々な色を生み出しています。
銅は鉄やステンレスよりも熱伝導率が高いので
金属特有の冷たさは少ないですが、木材よりは冷たく
見た目のシャープさも強いです。
そういった素材に木を組み合わせる事で
金属の硬さ、冷たさを抑えられ、色や模様だけを強調することができます。
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③漆+木+スチール脚
漆と木の組み合わせ自体は昔からあるものですので容易に想像できると思います。
多分ほとんどの方が和風なイメージを持たれると思います。
色も黒や赤しか無いと思っている方も多いです。
北海道では漆製品があまり身近ではないので
お椀のイメージが強いのかもしれません。
実は漆にも様々な色があり、顔料を配合する事によって
モダンな雰囲気にする事も可能です。
グレーの漆 |
朱漆(しゅうるし) |
漆独特の艶感を木材のマッド感とスチール脚のシャープさが
より引き立てくれています。
実例は以上です。
世の中にはまだまだ見たことのない素材や誰もやった事のない組み合わせが
沢山存在します。
デザインをする人からすれば、知らなかった素材を見つけた時の感情は
きっと宝物を見つけた時の様な素晴らしい気持ちなんだと思います。
澪工房も常に宝物を探し続けたいと思っております。
ショールームの実例一覧には他にも様々な素材の組み合わせの家具を
見ることができます。
気になる方は是非ご来店下さい。
札幌市白石区東札幌2条4丁目8-18
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