2014.11.2
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- スタッフ通信
酒井です。
10/23、24の二日間、社長に同行して富山県高岡市へ出張に行きました。
出張目的は伝統文化、技術見学と来年に向けての新製品の開発をするためです。
富山県は社長、僕、共に初めて伺う土地で、僕は新しいものとの出会いの楽しみと
久しぶりの飛行機に乗る不安から、前日はあまり寝られずに富山へ向かいました。。。
まず、高岡市はどんな街かと言いますと
赤い所が高岡市 |
富山西部に位置し、江戸時代に加賀藩主前田利長によって
広められた伝統工芸品の銅器や漆器で知られる街。
高岡銅器や高岡漆器として名を広げ、近年は様々なジャンルに広がりを見せ
伝統工芸の枠にとどまらず、JAPANブランドとして世界に高い注目を集めています。
二大産業の金属と漆器は昔から分業制で成り立っていて、どの工程でも熟練の職人が
手がけ、一つ一つ丁寧な仕事で作り上げております。
実際に工場に伺い、作っているところを見たり触れたりしてきました。
その様子を数パートに分けましてブログに書こうと思います。
国宝 瑞龍寺 |
高岡大仏 |
重要文化財 菅野家住宅 |
[(有)モメンタムファクトリー・Orii]
昭和25年に「折井着色所」を創業し、工芸品や仏具や銅像など様々な着色を手がけて
近年は当時の技法を進化させ、独自の確立してオリジナリティ溢れる製品を生み出している。
オリジナル技術としては、薄さ0.4~1.2mm程の厚さの銅や真鍮の圧延板に特殊な薬品をつけ
青、緑、茶、銀などに腐食させ独特な雰囲気を出し、壁面パネルやテーブルの表面や
インテリア小物に取り入れている。
工房入口 看板と扉はオリジナルの着色 |
壁面パネル |
看板 |
照明 |
花器 |
金属のインテリアは、冷たく固いというイメージになりがちですが
Oriiさんの銅や真鍮を使った製品はとても滑らか(着色によっては荒いものもある)で
木地に糠みそを塗り、バーナーで焼きつける。 燃えた跡が模様になる。 |
焼けた跡 |
日本酒、米酢に鉄屑を入れた液体を生地に塗り 焼き付け、磨きを何度も繰り返して着色する。 |
塩化アンモニウムや硫酸銅などの溶液のガスを浴びせ 化学変化させる着色方法。 |
他には大根おろしで煮込むなど色々有り、伝統着色の面白さと奥深さに
最後は伝統工芸士 折井さんと記念撮影 |
Oriiさんの製品は照明、コースター、壁掛け花器などを澪工房ショールームで